今回はネットワークビジネスの掛け持ちについて解説します。
ネットワークビジネスは、すぐに成功できるものではありません。相当の時間と労力が必要であり、成功が見えないことで焦りを感じ、他のビジネスに興味を持つこともあるでしょう。
- ネットワークビジネスを掛け持ちしたら、収入は増やせるの?
- 複数のネットワークビジネスを掛け持ちするメリットはある?
- そもそもネットワークビジネスって掛け持ちできるの?
など、この記事ではネットワークビジネスの掛け持ちについて、よくある疑問について分かりやすく解説していきます。
また、ネットワークビジネスの掛け持ちが失敗につながる理由や、考えられるメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【否定派多数】ネットワークビジネスの掛け持ちがダメな理由
ネットワークビジネスを掛け持つことは、ネットの情報によると、否定的な意見が大多数です。ここでは、その背後にある理由について説明します。
1社の活動だけでも忙しすぎる!
まず、ネットワークビジネスは時間との戦いです。
セミナーや勉強会への参加や、次々と人脈を広げるための交流など、ネットワークビジネスを始めると、忙しい日々が始まります。一つの企業での取り組みだけでも忙しく、活動やセミナー、勧誘には多くの時間、体力、資金が必要となります。
そのため、現実的には一つのネットワークビジネスに専念するだけでも、睡眠時間を削って活動している人が多いです。
このような状況を考えると、単に「2つ掛け持てば収入が倍になる」という考え方だけで掛け持ちをしても、ネットワークビジネスで成功することは難しいかもしれません。
費用がなければ始まらない!
次に、ネットワークビジネスを行うには、資金が必要です。
定期的な勉強会やセミナーに参加するには資金がかかりますし、人脈を広げるため、また勧誘にも交際費用がかかります。
さらに、これらに加えて製品代もかかりるため、よほどこのネットワークビジネスが成功しない限り、資金面での苦境に直面するでしょう。特に複数の企業で同時に活動を行う場合には、さらに多額の資金が必要となります。
実際に、ネットワークビジネスにおいて借金を抱える人も珍しくありません。参考として、以下の経験談をご覧ください。
福祉の仕事してます。(掛け持ちでアルバイトしてます)ネットワークビジネス、その他もろもろで上手くいかず借金かかえました。福祉の仕事は好きなのですが給料が低いのがネックです。借金抱えてる身でいうのもあれですが、将来は介護事業するのが夢です。オチのないリプですみません😂😂
— さつまいもこ (@shimissan0606) October 12, 2019
人脈の壁…
3つめにネットワークビジネスを始める人が直面するのは、人脈の壁です。
家族や友人、会社の同僚など、あなたが知っている人を何人リストアップできるでしょうか?そして、ネットワークビジネスでは、そのリストアップした人が契約につながらなければ、成功や収入につながりません。
さらに、ネットワークビジネスを2社掛け持ちするとしたら、リストアップに必要な人数は単純に考えてもその2倍です。
人脈を広げる際に考慮すべき点は、ネットワークビジネスが人間関係を利用して利益を得るビジネスであるということです。このような側面から、あなたから勧誘されることに違和感を感じる人もいるでしょう。
信頼関係を築くのには時間がかかりますが、その関係が壊れるのは一瞬です。
以下の書き込みは、友人にネットワークビジネスに誘われた方の率直な気持ちが見られます。掛け持ちをすることで、このような経験を倍することを考えると、非常に強靭なメンタルが必要なのではないでしょうか。
またひとりネットワークビジネスやってる人と知り合いになってしまい超絶面倒臭い。忙しい時にかぎってこういう事に巻き込まれる。
— 5宝島 (@5takarajima) March 12, 2019
十数年会ってない人から突然の連絡。
案の定ネットワークビジネス😅
でもごめん🙏
私はオタク活動で忙しいのだよ😉— ちっち⁷🐰ʲᵘⁿᵍᵏᵒᵒᵏ (@ZxgZCGYiC55JMGH) September 19, 2020
現在は、インターネット上でのウェブ集客という方法もありますが、いづれにしても人脈は信頼関係に基づくため、これも成功させるには高度なスキルが必要でしょう。
そもそも会社として掛け持ちはOKなの?
複数の企業でネットワークビジネスの掛け持ちを検討する場合は、各企業の契約条件を確認しましょう。
クロスリクルートと呼ばれるネットワークビジネス間の引き抜きは、業界内でタブーとされています。多くの企業では、自社の関係者を別のネットワークビジネス企業に勧誘することが禁止されています。
ネットワークビジネスを複数掛け持ちする場合、企業によっては報酬の削減などのペナルティがあることにも注意しましょう。
ネットワークビジネスを掛け持つメリット
では、ネットワークビジネスを掛け持ちすることには、どんなメリットがあるのでしょうか?
収入アップが期待できる
一つめのメリットは、収入源が増えることです。
単純に考えると、通常、2つの会社で働くことで収入は増えるでしょう。ただし、これには活動やビジネスが成功して初めて得られる利点であるため、慎重に考える必要があります。
ビジネスの見識を深められる
二つめのメリットは、ビジネス理解が深まることです。
複数の企業で活動することで、それぞれの企業の戦略や経営手法に触れる機会が得られ、ビジネスの見識が広がります。
出会い・人脈が広がる
三つめのメリットは、出会いや人脈が広がることです。
複数の企業のネットワークビジネスを掛け持つことで、良い出会いに恵まれる確率が可能性が高まります。
セミナーや勉強会で知り合う新たな出会いだけでなく、旧知の知人との再会も、ネットワークビジネスの機会を通じて生まれることがあります。
倒産のリスクに備える
さいごのメリットは、ネットワークビジネスの企業の倒産のリスクに備えられるという点です。
ネットワークビジネスの会社の倒産率は高いといわれています。そのため、複数の企業を掛け持ちすることで収入源を維持できるため、安心感が得られるかもしれません。
ネットワークビジネスを掛け持ちしたくなる理由
ここからは、ネットワークビジネスを掛け持ちしたいと思うその心理について説明します。
確実に収入を得たいから
一つめの掛け持ちしたくなる理由は、確実に収入を得たいという思いからです。
ネットワークビジネスで成功する人は、ほんの一握りだといわれています。それにより、単に2つの会社で活動してより収入を得たいという考えよりも、「2つの製品のうち、成功の見込みが高い方を選ぼう」という浮気心で掛け持ちをするのです。
ビジネスを成功させるには、それなりの努力や継続が必要です。自分が本当におすすめしたい製品を心を込めて紹介することが求められます。その気持ちがなければ相手を納得させることは難しく、契約につなげることも難しいでしょう。
収入につながるまでに時間がかかるから
二つめの理由は、ネットワークビジネスの可能性にかけてみたいという思いからです。
ネットワークビジネスは、収入を得るまでに時間がかかるものです。そのような側面から、本業との掛け持ちで、ネットワークビジネスを副業として始める人もいます。最初は副業としてスタートさせ、本業として収入源に成長するまで徐々に軌道に乗せていくのです。
その過程でビジネスが上手くいかない場合、別のネットワークビジネスに可能性をかけてみることも選択肢の一つです。
ただし、新たなビジネスに可能性をかけることは、複数のネットワークビジネスを掛け持つことになります。本業に加えて、必要な数社掛け持つための時間、労力が必要となるため、慎重な判断が求められます。
結局、ネットワークビジネスの掛け持ちで収入は増えるの?
ネットワークビジネスを掛け持ちすることで、収入は倍増するのでしょうか?
論理的に考えれば、複数の会社で活動し、どのビジネスも成功すれば必然的に収入が増えるはずです。しかし、そのような成功は珍しいです。なぜなら、ネットワークビジネスで成功する人は全体の10%にも満たないからです。
要するに、同時に複数のネットワークビジネスを掛け持つことは、時間や労力、費用、人脈の面から考えても、現実的に厳しいということです。
ネットワークビジネスの掛け持ちは、ごく少数の天才、 努 力家、人徳のある魅力的な人間でない限り、成功しません。
失敗します!!普通の人がネットワークビジネスを同時に複数も掛け持ちすることはお勧めできません。
ただし、愛用者として掛け持ちすることは問題ありません。#MLM
— よーいち🍀大人なら麩菓子を頬張れ❗ (@yoichiwada41411) September 14, 2020
まとめ
今回は、ネットワークビジネスの掛け持ちについて解説しました。
ネットワークビジネスを成功させるには、その活動に必要な時間や資金、人脈などの構築が不可欠です。
単にビジネスの数を増やせば収入が増えるわけではありません。成功と収入を得るには、相応の時間と努力が必要です。
つまり、複数のネットワークビジネスを掛け持ちすると、収入が倍になるというよりも、現実として費用と労力が倍になることが多いのです。
ネットワークビジネスの掛け持ちを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。