今回は、ネットワークビジネスが「やばい」といわれる理由について深掘りしていきます。

ネットワークビジネスは法律上は合法でも「やばい」イメージがつきものです。

  • ネットワークビジネスって大手企業もやばいの?
  • 何がそんなにやばいの?
  • ネットワークビジネスの仕組みは?

など、ネットワークビジネスが「やばい」といわれるその理由に焦点を当てて解説していきます。

また、この記事では、Xに投稿されている経験談をもとに、ネットワークビジネスの真実を明らかにしています。ぜひ参考にしてみてください。

【やばい】ネットワークビジネスの仕組み

はじめに、ネットワークビジネスの仕組みに焦点を当てて解説します。なぜこのビジネスが「やばい」とされるのでしょうか?

ネットワークビジネスの悪徳な勧誘は違法

ネットワークビジネス自体は合法ですが、活動の仕方によっては法に触れることがあります。

例えば、2022年に消費庁から取引停止命令を受けたあるネットワークビジネスの企業は、社名や目的を明かさないで勧誘する目隠し商法が特定商取引法に違反したため処罰されました。

具体的には、会社名を隠して勧誘し、勧誘する目的を伝えずに相手を誘ったことなどの違反行為です。

ネットワークビジネスの勧誘は、たとえば、友人向けて単に「一緒に食事しよう!」と誘い、そこで自分のビジネスを持ちかけることは、法的に問題があります。

勧誘が目的で会うならば、事前に「ネットワークビジネスを勧めたいから会いたい」という自身の意思やビジネスの目的を、相手に明確に伝えなければいけません。

以下はXからのコメントで、違法な勧誘と合法な勧誘それぞれの経験についての投稿です。

法に触れる誘い方

友人に誘われた先で勧誘の真意を知ることになりました。せっかく楽しみしていた予定が一転、まさかの交友関係が切れてしまうという残念な結果を招いた経験談です。

合法的な誘い方

合法な手法ではありますが、このような誘いに応じる人は実際にどれくらいいるのでしょうか?

ネットワークビジネスの利益の出し方

ネットワークビジネスは、商品の販売による利益よりも、会員を増やすことに焦点を当てた収益システムです。

このビジネスの仕組みでは、自分が勧誘した人が商品を売ることで、自分自身も利益を得られます。これがネットワークビジネスの特徴である不労所得です

しかしながら、不労所得を得るためには、まず自分の下にメンバーを増やし、彼らに売り上げを出させなければなりません。

このビジネスでは収入を得るためには勧誘が必要不可欠であり、その目的達成のためにメンバーたちは活動を続けます。

親会社が利益を上げる仕組み

ネットワークビジネスは、お金・友情・信頼など、大切なものを一瞬にして失ってしまうことがあります。

こちらコメントでは、ネットワークビジネスの収入は、良いときで月に5万円という厳しい事実が示されています。ビジネスの活動費どころか、生活費にも足りないというのが実情のようです。

成功率の低さ

ネットワークビジネスの成功率は非常に低く、成功する確率は1割にも満たないといわれています。

さらに、米連邦取引委員会が公表するデータによれば、ネットワークビジネスの参加者の99%以上が利益を上げられずに失敗していることが明らかになっています。

つまり、ネットワークビジネスの実態は厳しく、高収入や不労所得といったイメージ通りに成功するのはごく一部というのが現実です。

【やばい】ネットワークビジネスにおける信頼と人間関係の損失

ネットワークビジネスは、人間関係を利用して利益を得るビジネスです。

言い換えれば、自分の成功への欲求を満たすために、大切な家族や友人を勧誘の対象とし、それまで築き上げた交流関係や信頼をも利用するのです。

一般的に考えれば、他者の利益のために利用されることになるため、勧誘を受ける側が信頼を失うのは当然のことです。

特に、深い信頼関係がある場合、自分が利益やビジネスに利用されることで心を痛めることもあります。

以下の引用は、勧誘にあった経験を持つ方のコメントです。その中には、胸を痛めるような内容も含まれており、人を陥れる行為の非情さが感じられます。

ネットワークビジネスの勧誘にあった人の落胆

勧誘を目的として良い人を装って近づき、社名や目的を明かさずに勧誘されてしまいました。せっかく心を開いた相手が、実は利益のために自分を欺いての行為だったと知って落胆してる気持ちがよみとれます。

こちらは、ネットワークビジネスの勧誘を繰り返し経験している例です。近寄っては裏切られ、それが何度も続くと、人を信じることも辛くなってしまいますね。

身内に勧誘された例です。親戚の存在があることを知って喜んでいたのも束の間、その身内に勧誘されてしまいました。

顧客がネットワークビジネスに勧誘された例

ネットワークビジネスで他者を自身のビジネスに利用しようとする行為は、これまで時間をかけて築き上げたビジネスでの信頼も損なってしまいます。

本来のビジネスにおいて、大切な顧客までもが勧誘の対象となってしまった例です。

【やばい】ネットワークビジネスで家庭の崩壊

ネットワークビジネスは、離婚や家族の崩壊にもつながることがあります。

ビジネス活動を始めると、定期的なセミナーや勉強会、パーティーなどのイベントがあり、これらを通してマインドコントロールされる傾向があります。このような状況が、夫婦関係や家庭崩壊につながることもあります。

また、ビジネス活動によって生じる金銭的な問題も深刻です。ネットワークビジネスには、活動費や製品の購入費用、さらには「成功者としてのイメージを保つ」ための費用などがかかります。たとえ利益が上がらずに赤字の状態でも、その活動を続けるために借金の道を選ぶ人も少なくありません。

以下に紹介するXからの引用は、ネットワークビジネスによって家庭の崩壊や、離婚を経験した方の投稿です。

家族がネットワークビジネスにのめり込む事態に…

ネットワークビジネスに親御さんがのめり込み、家庭の崩壊に追い込まれた例です。さらに勧誘もされているようですね。ただ、ご本人は「笑える」といたって冷静な様子です。

ネットワークビジネスの会員は女性が多く、結婚や出産をきっかけに一度は家庭に入った方も多く活躍されています。母親である立場の方が、ネットワークビジネスの虜になってしまうことも少なくありません。

ネットワークビジネスは、離婚につながることもあります。マインドコントロールの影響で人が変わったようになり、家族やパートナーは戸惑いを感じて離れていくケースもみられます。

【やばい】お金はないのにリア充アピールが痛々しい

すでにネットワークビジネスの成功は狭き門という現実をお伝えしましたが、それでも夢を実現させようと活動を続けている人は少なくありません。

成功を追い続けるメンバーは、先輩である上位会員の華やかさに憧れ、「いつか自分もそうなりたい!」と意欲を高めます。

きらびやかな高級ブランドに身を包み、成功者の象徴である先輩方の姿は、将来的にネットワークビジネスで成功を収める自分の目指す姿なのです。

しかし、実際には、上位会員も金銭的に困窮していることがほとんどです。要するに、ビジネスが順調に進んでいるように装っているだけなのです。

同時に、ネットワークビジネスのグループ内での見栄の張り合いも存在します。経済的な余裕がないのに、高級なブランド品や高級車、タワマンでのイベントに参加するなど、そんなことができるわけないのです。

成功者であるかのように装うために多額の借金を重ねたり、偽物のブランド品を身に着けるなど、実際には火の車であることがしばしばです。

以下に紹介するXからの引用からは、ネットワークビジネスにのめり込んで金銭的に困窮し、借金を重ねていることがうかがえます。

ビジネス活動のため借金抱え込む現実

ネットワークビジネスは信頼関係のある人から勧誘されるケースが多く、まだ社会経験の浅い大学生が借金を抱えてしまうこともあります。

ネットワークビジネスにのめり込むことで金銭感覚が変化し、いつの間にか借金が膨らんでいるということもしばしばです。

こちらも、ネットワークビジネスによる借金地獄に苦しんだ例です。

ネットワークビジネスで、1200万円ほど遣ってしまった方もいるようです。

ネットワークビジネスによって、人間関係や信頼、資金など、大切な存在を失っている人はたくさんいます。勧誘で高収入や不労所得など甘い言葉が持ちかけられたとしても、それを手に入れられる人はほんの一握りの人です。

「上手い話には裏がある」まさにその通りです。

まとめ

今回は、ネットワークビジネスが「やばい」と指摘される点に焦点を当てて解説しました。

しかしながら、今回解説したようにネットワークビジネスは合法であり、すべてが悪質というわけではありません。適切な方法で行えば法的に問題がないということです。また、ネットワークビジネスの企業が取り扱う商品についても、本当に気に入って愛用している人もいます。

世の中には知らないことや分からないことが、たくさんあるものです。新たなことに直面しても、自分の洞察力や常識を活かし、物事を判断できる能力を備えることが重要です。

ネットワークビジネスが「やばい」といわれる理由について気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。